【イラストレーター トネコさん】愛くるしい動物キャラを描くクリエイターがハマったモフフサの魅力に迫る

キャラクターデザインや創作イラストは、アニメやゲームにとどまらず、Vtuberや歌い手のグッズなど、幅広いジャンルで活用されています。SNSやクリエイターポートフォリオサイトなどではファンアートも盛り上がりを見せるなか、今回は、動物やモンスターの魅力を多彩な表現で描く、イラストレーター&デザイナーのトネコさんに「モフフサ」の魅力について語っていただきました。

 

プロフィール

イラストレーター&デザイナー トネコさん

和歌山県出身。大阪芸術大学美術学科卒業。京都芸術大学非常勤講師。関東で4年ほど中古アパレル店舗の主任店長を経験した後、デザイン事務所で10年間にわたりWebデザインとディレクションを担当。2023年に独立し、現在はイラストレーター&デザイナーとして活動中。特に女性や児童向けのかわいらしいキャラクターや動物のイラストを得意としている。

X(Twitter) @toneko1225

 

魅力あふれる動物やモンスターキャラをこれからも描いていきたい

――イラストレーターのお仕事をはじめたきっかけを教えてください

トネコさん:学生時代からゲームやアニメが大好きで、キャラクターを描くのが日常でした。大学卒業後はWebデザイナーとして働いていましたが、「やっぱり絵を描くことが一番好き!」という気持ちがずっと心の中にあって。子育てと両立しながら、自分のペースで創作できる環境を作りたいと思い、2年前にイラストレーターとして独立しました。

これからお仕事として増やしていきたいのが、かわいい動物やモンスターのキャラクター制作です。人物イラストよりも動物やモンスターに強く惹かれるタイプで、昔からそういったキャラクターを描くのが好きでした。

特に好きな作品がポケモンで、1000匹以上いるモンスターはほとんど名前を憶えています。それくらい、動物やモンスターには魅力や個性がぎゅっと詰まっていて。そんな存在たちが生き生きと動いたり、感情を表現している様子を描いたりするのが楽しくて、自然とそういったモチーフを描くことが多くなりました。

 

――リアルな動物から、ポップなタッチ、ゲームキャラのようなデフォルメしたものなど幅広い動物キャラを描いていますが、創作時にはどういったポイントにこだわっているのでしょうか?

トネコさん:シルエットや配色、解像度(描き込みの密度)などのデザイン面はもちろん、そのキャラがどんなシチュエーションにいて、どんな世界観で表現されるのかを大切にしています。

媒体や用途によってテイストやタッチを変えることも意識していて、「自分が描きたいもの」だけでなく「誰に、どんな目的で必要とされているか」を常に考えて描いています。

 

――オリジナルキャラクター「トヌくん」誕生のいきさつについて教えてください。

トネコさん:周りのイラストレーターさんが“代理キャラ”を持っているのを見て「いいな!」と思ったのがきっかけです。自分の代わりに動いてくれるような動物やモンスターのキャラクターがいたらかわいいし、より多くの人に親しんでもらえるんじゃないかなと思って、トヌを作りました。

デザインは、私の好きなポメラニアンと「絵を描く」「食いしん坊」という自分の特徴を掛け合わせていて、ちょっと安直かもしれませんが(笑)、だからこそストレートに伝わるキャラになったと思っています。

 

――SNSではお仕事で描いた作品のほか、ファンアートやオリジナルキャラをポストされていますが反響が大きかったイラストはありますか?

トネコさん:2024年の「ポケモンの日」に投稿したイラストの反響がとても大きく、今でも忘れられません。419万インプレッション、11万いいね、1.7万リポストと、想像を超える数字になり、本当に驚きました。

このイラストは、自分の子ども時代を思い出しながら「こうだったらいいな」という気持ちを込めて描いたので、それが多くの方に届いたことがとても嬉しく、創作を続けてきてよかったと心から感じた経験でした。

 

グッズ制作を通じて、お客様の想いをカタチにできたと感じる

――Vtuberや歌い手のグッズイラストはどういった経緯で依頼があったのでしょうか?

トネコさん:ハロウィンの時期に、ポケモンのファンアートをポストしたら、まひろさんというVtuberさんから、「こういうテイストでグッズを作りたい」とDMをいただきました。動物キャラが得意なので、まひろさんをイメージしたリスと、リスナーをイメージした2匹がかぼちゃスープを囲むイラストを描きました。それがアクリルスタンドになり、販売していただきました。

左がハロウィンをイメージしたトネコさんのファンアートで、右がまひろさんのグッズ用に描き下ろした作品

トネコさん:また、ホロライブの猫又おかゆさんのグッズも担当しました。予約特典として付属する「ぶら下がりアクリルスタンド」のデザインを、アイデア出しから関わらせていただいたのも、とても印象に残っています。

 

――創作イラストがグッズ化されるというのは、イラストレーターとしても制作物を手に取れる喜びもあって、感慨深いものがありますね。 

トネコさん:そうですね! 何度もすり合わせしながら、お客様の頭の中にあるイメージを具現化して、ようやくグッズとして形になったとき、それがファンの方に喜んでもらうときなどは本当に嬉しい瞬間です。イラストレーターとして、お客様の想いをカタチにするという価値が提供できているかなと思います。

 

 

キャラの個性が表現された愛情を感じるデザインに脱帽

――モフフサを知ったきっかけを教えてください。

トネコさん:友人から「こんなぬいぐるみがあるよ」と教えてもらったのがきっかけで知りました。そのあとXでも見かけて、気になって調べたのを覚えています。

アニメキャラと動物の組み合わせというアイデアの目の付け所がとても良いなと感じました! 実際に手に取ってみると、ふわふわの生地が気持ちよくて、ずっと触っていたくなるような心地よさがあります。

また、頭身のバランスや細かな衣装の再現度も高く、「かわいい」をしっかり形にしているぬいぐるみだと思いました。

 

――ブルーロックの蜂楽廻(ばちらめぐる)を選んだ理由は何ですか?

トネコさん:どのキャラも本当にかわくて迷ったのですが、ふわっとした髪型や雰囲気が私のオリジナルキャラクター「トヌくん」にちょっと似ているなと勝手に親近感を覚えて、選びました。

もちろん、ブルーロックも見ていて蜂楽くん自身も大好きなキャラクターです。ただ、デフォルメぬいぐるみに落とし込むには少し難しいタイプのキャラだったのでは?と、制作者目線で感じました。動物のモチーフが公式にあるわけではない中で、猫のような特別感あるデザインに仕上げているのは本当にすごいと思いました。キャラへの深い理解と愛情を感じるデザインだと思いました。

 

――イラストレーターならではの視点でモフフサの魅力をお話いただき、ありがとうございます。最後にファンの方へ向けてメッセージをお願い致します。

トネコさん:モフフサは、写真だけでは伝わりきらない魅力がたっぷり詰まったぬいぐるみだと思います。

人によって、ぬいぐるみとの関わり方は本当にさまざまで、「好きなキャラに似ている」「グッズとして手元に置きたい」「一緒にお出かけしたい」「誰かに見せたい」など、いろんな気持ちがあると思います。

そのどれにも応えてくれる、“アニメ好き”や“動物好き”にも刺さる癒しのかたまりです。ぜひ、自分だけの特別なモフフサに出会って、手に取って感じてみてください。

販売サイト イタテリ屋

https://www.itateri.com/

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