2024年11月5日
ナレーターや司会でおなじみのタレント江口ともみさん。芸能界一のぬいぐるみ好き江口さんは、どこに行くにも「もぐたろう」と一緒! 江口さんが所属するプロダクションにクリエイターとして仮所属したもぐたろうとともにインタビューを受けていただきました。新しく家族の一員になった「モフフサ」の魅力と、ぬいぐるみ愛についてお話を聞きました!
プロフィール タレント 江口ともみさん 1968年、東京都生まれ。短期大学を卒業後、芸能界へ。グラビア、ドラマなどを経て、『ビートたけしのTVタックル』、『大改造!! 劇的ビフォーアフター』ほか多数のテレビ番組でナレーターや司会者などとして活躍中。 https://ameblo.jp/momirobi/
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<江口さんともぐたろうの出会い・別れ・そして、軌跡の再会>
――外出先でぬいぐるみと思い出の写真を撮る「ぬい活」が注目されていますが、江口さんのブログ、SNSなどにも頻繁にぬいぐるみが登場しています。「ぬい撮り」「ぬい活」ブームをどのように感じていますか?
江口さん: 小さい頃からぬいぐるみ好きで、眺めて、触っても、お話しても癒されますよね。私にとっては「癒しの存在」でした。今は多くの年代の人が、アイドルからマンガ・アニメのキャラクター、そしてゆるキャラのようなマスコットまで自分の「推し」を見つけて、盛り上がっているように思います。
特に、ぬいぐるみって手に取って愛でるところ、「そこにいる」存在感が魅力なのかなと個人的に思います。今の時代、AIキャラクターとかデジタル技術が進んでいろんなものが二次元で存在していますが、手で触ることのできるリアルなぬいぐるみに若い子たちが夢中になっている姿はアナログに回帰しているようで、嬉しく思いますね。
――ブログやSNSでのぬい撮りは、いつ頃からはじまったんですか?
江口さん:最初は、ぬいぐるみを使って面白い写真を撮ってとうさんを笑わせたくて始めたんです。それが、とうさんの方がすごい凝った写真を送るようになって。「洗濯物を取り込んでおいてね」ってメールしたら、大きなぬいぐるみが洗濯物を取り込んでいる様子の写真を撮って送ってきたりして。はじめは、夫婦間のちょっとしたコミュニケーションだったんです。日常生活にぬいぐるみがいることは、私たちの中ではごく自然だったんですよね。
――江口さんといえば、つねに一緒にいる「もぐたろう」の存在が欠かせません。もぐたろうとは、どのようにして出会ったんでしょうか?
江口さん: 2007年に、事故で入院した時期がありまして。そのときにお見舞いに来てくれた知人からいただいたのが、「フモフモさん」というシリーズのぬいぐるみでした。退院したあと、「フモフモさん」シリーズを検索していた中で、「もぐぐ」というキャラクターを見つけたんです。ネット注文で我が家にやってきたその子に「もぐたろう」と名づけました。
すごく大事にしていたんですが、2018年に移動中の新幹線に忘れてきてしまって。駅員さんにすぐ探してもらうようお話して、駅や警察の遺失物センターにも毎日問い合わせたんですが、見つからなくって、ほんと悲しくて申し訳なくて……。夫と一緒に泣きましたね。
諦めきれなくて、ブログやSNSで情報提供を呼びかけたり、チラシを作って配布したりと捜索していたんです。
――当時は、出演したテレビ番組でも、もぐたろうの情報提供をお願いしたんですよね。
「有吉反省会」という番組に出て、捜索の呼びかけをしたこともありました。どんな情報でもほしかったので、メールアドレスを公開したんですよね。批判メールが来ることも覚悟していたんですが、ほとんどなくて。
ファンの方から、「私にも、江口さんと同じくぬいぐるみの家族がいるから、辛いお気持ちがよくわかります」というお声もいただいて、応援してくださる方や、共感して励ましてくださる方ばかりで感動しました。
諦めずに捜索を続けていたら、事務所に届けてくださった方がいて、行方不明になってから約2か月後にやっと再会できたんです!
――軌跡ですよね! 届けてくれた方は匿名だそうですが、家族を再び引き合わせてくれた恩人ですね。
江口さん: ほんとうにそうですね。うちに帰ってくれたとき、とうさんと大号泣しちゃって!
<ぬいぐるみは家族そのもの>
――番組で、もぐたろうへの愛を語る江口さんの姿に多くの方が共感され、反響がすごかったそうですね。
江口さん:最近は、「推し活ブーム」の勢いでぬいぐるみをバッグに入れて持ち歩く人も増えていますが、ある程度の年齢になると、自分の好きなものに対して恥ずかしいという気持ちが出てしまって、「ぬいぐるみが好き」と言いづらい人が多いと思うんです。
「いい歳にもなってぬいぐるみを持つなんて」と、親からとがめられるという話も聞きます。
でも、私がもぐたろうを一生懸命に探していることを知って、「まわりに言えなかったけど、大人になってもぬいぐるみが好きと言っていいんだと、勇気をもらいました。ありがとうございます」というメッセージをいただいたこともあります。
私たち夫婦にとって、もぐたろうは我が子そのものです。同じように、ぬいぐるみを家族として迎え入れている方が捜索隊に加わってくださって、一緒に探してくれたのは本当にありがたいな~って思いました。
――「もぐたろう失踪事件」、と呼ばせていただきますが(笑)、この出来事をきっかけにもぐたろうは一躍有名になったそうですね。
江口さん:もぐたろうが帰ってきたあと、もぐたろう捜索隊の方にお礼を言いに全国を回ったんです。街を歩いていたら、「もぐたろうの写真を撮りたい」と声をかけてくださった方もいました。
今年の8月には、私の所属事務所のクリエイターとして仮所属になりました!お仕事の現場には、私がマネージャーとしてついていくんですけど(笑)
――もぐたろうは、クリエイターとしてデビューしたんですね!
もぐたろう:そうだよ、今日はオラが事務所の仮所属になってからの最初の仕事なんだ。
――もぐたろうさん、はじめまして! 今日は江口さんとお揃いのTシャツなんですね!
もぐたろう:かあさんとお揃いのたけし軍団Tシャツでキメてきたぜ。それと、このウエストポーチはとうさんの手作りなんだ。
江口さん:「もぐたろうがかっこいいポーチが欲しいって言っていたから」と、もぐたろうのために作ってくれたんですよ。パトカーのアップリケまで付けてくれて。とうさん、手先が器用なんです。
8月にはYouTube開設2周年記念として、もぐたろうの所属事務所決定の様子を撮影してアップしました!仮所属なんですが、これからいろんなお仕事を請けていきたいなと思ってます!
▲もぐたろうは、江口さんの公式YouTubeチャンネルでも大活躍
<「モフフサ」が江口家の一員に!>
――今回、モフフサが江口さんの家族に仲間入りしましたね。
江口さん:もぐたろうのブランド名が「フモフモさん」なので、親しみを感じますね。もぐたろうもよく「モフモフさん」って呼ばれるんです。モフフサも、この触り心地がいいですよね。とっても毛並みがもふもふしていて、かわいいです。
実は、マイキーを家族に迎え入れたいって言ったのは、もぐたろうなんですよ!
もぐたろう:そうなんだよ~。マイキーは、男気あってかっこいいだろう、だからオラの用心棒になってほしくてさ。でも、ヤンチャだからいきなり飛び蹴りされちゃって、腰痛めちゃったんだよ、参ったよ~。
――もぐたろうとマイキーとの出会いにそんなエピソードがあったとは(笑)
江口さん:マイキーはヤンチャですけどハートが熱いキャラなんで、今ではもぐたろうといい関係ですよ!
うちには、とうさんが作ってくれたもぐたろう専用のベンツ(紙で作った工作)があるんですけど、マイキーと一緒にドライブしているシーンを撮影しようかなと思います。
後日、「まいき」と命名されたモフフサ。江口家の仲間入りをして、目入れをしてもらったらしい。もぐたろう専用のベンツでドライブする写真を送ってもらいました。
――モフフサは着せ替えができるので、マイキーとのお揃いの服で写真を撮ることもできますよ。
江口さん:SNSで、モフフサがいろんなお洋服に着替えている写真を見ました。私の家にはファンの方が作ってくださったぬいぐるみの洋服がたくさんあるんですが、マイキーが着れそうなものがありそうですね。
あと、サイズ感もいいですね。バッグに入る大きさで存在感があります。しっぽも大きくて、かわいいです。マイキーは、ライオンみたいなしっぽですね。
――モフフサは、コラボキャラの動物モチーフは明確にしていないんですね。迎え入れたファンの方のイメージで、好きな動物を重ね合わせてほしいという想いがあります。
江口さん:なるほど。そう聞くと、マイキーが猫にもライオンにも見えてきますね。あと、人によってはマイキーを妹のようにかわいがる方もいるかもしれませんよね。思い思いのキャラ設定で、ぬいぐるみを家族に迎え入れていいですからね。
――動物モチーフなので、足裏にはちゃんと肉球もあるんですよ。
江口さん:肉球ってかわいいですよね~!私、犬の肉球の匂いを嗅ぐのも大好き(笑)。あと、ぬいぐるみを吸う「ぬい吸い」っていうのもあるんです。匂いを嗅ぐ行為は、子どもの頃からの自然な行動で、安心するんだと思うんです。ぬいぐるみを抱いて一緒に寝ていると自然と匂いを嗅いでリラックスするみたいな。小さい頃に経験している方も多いんじゃないですかね。モフフサも、多くの人にとって癒しの存在になってほしいです。
取材後、江口ともみさんのInstagram、ブログにモフフサをご紹介いただきました!ぜひご覧ください。